どうも物知りクマのウルスです!
今日も新しい知識を学び人生を潤していきましょう♪
我々が普段生活をしいると英語学習についての広告がネットサーフィンしているときに飛び込んでくるWeb広告や電車の吊り広告で盛んに喧伝されています。
世界の英語使用者は15億人を超えるとも言われ、まさしく「世界語」といっても過言ではありません。
なんといってもビジネスの場や高等教育においては英語がスタンダードで、これから別の言語が取って代わることはないでしょう。
しかし英語という言語は決して最初からメジャーな言語ではありませんでした。どちらかというと一地方のマイナー言語だったものが、
他の言語から言葉を取り込みながら世界語へのスターダムをのし上がっていったのです。
英語を時代ごとにわけると下記4つの分類になります。
・古代英語(5世紀~11世紀)
・中期英語(11世紀~15世紀)
・近代英語(15世紀~19世紀)
・現代英語(19世紀以降)
英語の歴史は5世紀から始まります。意外にも紀元後に産まれた言語なんです。
当時まだローマ帝国の辺境の土地であった現在のイギリスがあるブリテン島にゲルマン民族のアングロサクソン人達が上陸して使用していた言語が英語の起源と言われています。
それまではこの地域で使われていた言語は先住民のケルト人使うケルト語とローマ帝国から派遣されていたローマ人が使うラテン語が主な言語でした。
11世紀に入ると現在のフランス北部に位置するノルマンディー辺りを統治していたノルマンディー公ウィリアムがブリテン島に攻め込む「ノルマンコンクエスト」が起こりました。
ノルマンコンクエストによりアングロサクソン人の王国は滅亡し、彼がブリテン島の新たな統治者となりました。
ノルマンディー公はフランス王の臣下でもあったため、ブリテン島は間接的にフランス王が統治するというややこしい関係になります。
(このややこしい関係が後にジャンヌダルクが活躍するイギリスとフランスの間で起こった「100年戦争」の要因となります)
しかし英語という言語にとっては大量のフランス語を取り込む機会となりました。
ブリテン島の支配階級である王族貴族たちはノルマンディーから移住し、彼らはフランス語しか話さなかったため政治、経済、法律などに関する単語がフランス語から英語に移植されました。
15世紀に入ると英語はまずルネサンスの影響を受けます。ルネサンスは「かつてヨーロッパに存在したギリシア文明やローマ文明の文化を復興させる」という運動でした。
ルネサンスにより古典ギリシア語、古典ラテン語にスポットが当たり、この2つの言語から英語は多くの言語を取り入れることになります。
またルネサンス期にイギリスでは偉大なる劇作家が誕生しています。ウィリアム・シェイクスピアです。彼はフランス語、ラテン語、古代英語などを組み合わせ数多くの新語を作り出しました。
19世紀から現代にかけてイギリスやアメリカの覇権により、ようやく英語は世界語となりました。それにより世界各国と言語交流が生まれました。
日本語も一部英語に取り込まれることになります。(津波や絵文字、カラオケなどなど)
英語という言語はインターネットの登場とともに更に進化を遂げそうです。果たして数十年後、数百年後はどんな言語になっているんでしょうね。
[編集後記]
世界語として君臨する英語に反して、消滅の危機にさらされている言語もあります。日本でもアイヌ語や各地の方言も消滅の危機にさらされています。
消滅の危機にさらされている理由は英語やスペイン語などの使用者が多い言語に押されているのが理由です。
僕たちは文明というのは、侵略によってでしか消滅しえないと考えている節があります。
しかし言語を含む文化により消滅しえる可能性があるということを認識しておかなければなりません。そうでなければ地球という星から多様性が消え去ってしまうでしょう。
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