あなたの人生を豊かにする教養新聞35号~ボストン茶会事件~

どうも物知りクマのウルスです!
今日も新しい知識を学び人生を潤していきましょう♪

ボストン茶会事件(ボストン・ティーパーティ事件)は18世紀の1769年にアメリカ、ボストン港で起こった事件です。
https://goo.gl/maps/cfLQCiYZKa8Lqj1m6

当時のアメリカはまだ独立国ではなくイギリスの植民地でした。しかしこの事件がキッカケで後の独立戦争を呼び起こすことになります。

アメリカでは当時、嗜好品としてイギリスと同様紅茶を飲む習慣がありました。しかしアメリカでは茶葉の栽培が出来ないため
・イギリス東インド会社
・オランダ東インド会社
などを通して茶葉を輸入し消費していました。
この時点でイギリス東インド会社はオランダ東インド会社に茶葉の売上で負けており、大量の茶葉在庫を抱えていました。
なぜならイギリス東インド会社から買う茶葉には茶税という税金がかかっているため、オランダ東インド会社から買う茶葉の方が安かったからです。
(オランダから買う茶葉は密輸だったため税金を逃れていました)

この状態の脱却のためイギリス政府はイギリス東インド会社を救おうと「茶法」という法律を制定します。
これはオランダ東インド会社からの茶葉密輸を禁止し、イギリス東インド会社へ茶葉独占販売権を与えるものでした。

イギリス政府のバックアップもあったため、イギリス東インド会社が販売する茶葉は市場流通価格より安く販売されました。
一見植民地であるアメリカにとって有利に見えますが、当時のアメリカに住む人々は疑念を抱きます。
不当に安い価格で販売することによりイギリス東インド会社以外の茶葉販売業者を駆逐し、茶葉の自由な商交流が出来なくなるのではないかという疑念です。

そんな疑念の中発生したのがボストン茶会事件です。ボストン港に着いた茶葉を搭載したイギリス東インド会社の船に乗り込んだアメリカ人たちは船の上から茶葉が入った箱、342個を海に投げ捨てました。
この行為に怒ったイギリス政府はアメリカ植民地に対して損害賠償を要求しました。しかしアメリカ側は拒否し、これを機にイギリスからの独立の気運が高まっていきます。

[編集後記]
ボストンは一度行ってみたい街の一つです。ボストン茶会事件の現場を見てみたい!という想いもありますが、この街にボストン美術館があるからです。
またこの街にはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などの大学も多くあり、キャンパスを散歩してみたいという欲もあります笑
早く旅行が行ける世の中になると良いですね。

本日もお読み頂きありがとうございました!
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