どうも物知りクマのウルスです!
今日も新しい知識を学び人生を潤していきましょう♪
今や我々の食卓に欠かせない食材ジャガイモ。
実は世界的に多くの人に食べられるようになったのは最近のことなんです。
ジャガイモの原産地は南米アンデス山脈です。
https://goo.gl/maps/q8jxZyWGaGvoV4kH8
諸説ありますが、この地域では紀元前から自然に群生していたものが食べられ、紀元後500年くらいからは栽培されていたようです。
世界的にジャガイモが広まるキッカケになったのは大航海時代です。
インカ帝国を滅ぼしたスペインがヨーロッパにジャガイモを持ち帰ったと言われています。
持ち帰った年代が紀元後1600年より少し前と考えられているので、海を越えるのに1100年もかかったことになります。
ヨーロッパに進出したジャガイモですが、当初食用としてはあまり受け入れられませんでした。
なにせ食べ方もよくわからないので、生で食べ食中毒を引き起こしていました。
そんな状態だとなかなか食用としては広まりませんよね。
ジャガイモは花を咲かせるので、専ら王族や貴族達の観賞用としての花として栽培されました。
さてジャガイモを食用として広めたのはプロイセン(現在のドイツ)の王、フリードリヒ大王です。
飢饉により食糧不足に悩んでいた大王はジャガイモを植えることを農民たちに奨励しました。
その結果、食糧不足を解消し後にヨーロッパの強国へとのし上がっていきます。
ちなみにですが現代のドイツにいくとソーセージ以上にジャガイモ料理の量に驚きます。
食べきれないくらいのマッシュポテトがお皿に盛りつけられるのは、フリードリヒ大王時代からの名残があるのかなと考えてしまいます。
日本へのジャガイモ上陸はオランダ船によるもので、1600年前後と考えられています。
なぜジャガイモと呼ぶか?それは当時の日本人がジャワ島のジャガトラ(現在のインドネシア首都ジャカルタ)経由でもたらされたこの芋を「ジャガトライモ」と呼んだからです。
ジャガトライモが短縮してジャガイモという呼称になりました。
https://goo.gl/maps/6cyTkjmGLrSvfMtp7
1600年といえば日本はちょうど関ヶ原の戦いを行っていた時です。つまり江戸幕府が誕生する直前です。
日本にジャガイモが入ってきたのはまだ400年ちょっとの歴史しかないんですね。
もし未だにジャガイモが世界に広がらず食用として活用されていなかったとしたら、カレーの具にもジャガイモが入っていなかっただろうし、
ポテトチップスも出来ていなかったことを考えると食用として広まってくれてよかったな~と思います笑
[編集後記]
食材から見る歴史の切口って個人的にとても面白く感じるんですよ。やはり三大欲求の一つに根差しているからでしょうか?
本日もお読み頂きありがとうございました!
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