オリガルヒとはソ連崩壊の混乱に乗じて生まれたロシアやウクライナなどの旧共産圏国家に誕生した新興財閥のことを指します。
オリガルヒの成り立ちを簡単に説明します。
ソ連時代、すべての企業は国営企業でしたが、ソ連崩壊に乗じて共産党上層部などの特権階級は国営企業が持っていた設備、資本などを
そのまま接収する形で民営企業に設立しました。
上記のような成り立ちから、オルガルヒはただ単なる資産家とは違い、政治に多大なる影響力があるのが特徴です。
彼らは国や地方の政治家、官僚組織と癒着することで政治的影響力と経済規模を拡大していきました。
また更に政治的影響力を高めるためテレビや新聞などのマスメディアも自身の財閥の傘下にいれることで、影響力を高めていきました。
オルガルヒの影響力により急速に進んだ資本主義化は旧共産主義国家に多くの貧困層を生み出すことになります。
そんな社会情勢のなか、ロシアで登場したのがウラジミール・プーチン氏です。
プーチン氏が大統領に就任すると、前のエリツィン大統領とは方向を転換しオリガルヒとの対決を鮮明にします。
彼らの政治的影響力を削ぐために、不正の追求、メディアへの介入などを行いました。
これら一連の行動により、ロシア国内でのオリガルヒは政治的影響力を大きく失ったと言われています。
[編集後記]
遠く感じるロシアですが、実は中国や台湾、韓国と同じくらい距離的に近い国の一つなんです。
以前書いた記事のシベリア鉄道の終着駅、「ウラジオストック」は東京から飛行機で片道2時間半ですからね。
手軽にいけるヨーロッパとして最近旅行先として人気のようです。コロナ騒動が収まったら行ってみたいですね♪
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