書評

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運や勘の大切さに気付かされる「人間における勝負の研究」

 今は亡きプロ棋士米長邦雄さんの「人間における勝負の研究」を読みました。実力を極限まで高めた集団であるプロの中で米長邦雄さんが大切にしていたのが「運」や「勘」というものでした。まず前提としてプロは皆さん行動量が半端ではないんです。将棋のこ...
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青春とは何だったのか?を考えさせられる「金閣寺」

三島由紀夫の金閣寺を読みました。1950年に起こった実際の事件が題材になっており、三島さんの想像力と豊富な言葉により、放火犯の負の感情が言語化されている作品です。ある種の三島さんの思想を動機に金閣寺が燃やされたと錯覚させる小説でもあります...
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読んでいて美術館で絵画を鑑賞しているかのように感じる「雪国」

川端康成の雪国、冒頭は日本国民が全員知っている小説ではないでしょうか? 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 夜の底が白くなった。」 この一文を読んだだけで情景が浮かんできませんか? 頭の中で今までの人生で自分が蓄積し...
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推理小説のように読める歴史小説「朱の丸御用船」

吉村昭さんが書いた「朱の丸御用船」を読みました。 タイトルにもなっている朱の丸御用船とは御用米船というもので江戸幕府が所有している土地から収穫した米を運ぶための船のことです。この本を読んでいて最初に僕が思ったことは推理小説ぽいなとい...
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「天地明察」は少年漫画だ

文庫本2冊からなる天地明察を1週間で一気に読んでしまいました! 前から気にはなっていたのですが、天地明察というタイトルからイマイチどんな話かをイメージできず積読状態だったのをフト読み始めたところハマってしまいました。 家や電車...
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「空白の戦記」から歴史を考える

吉村昭氏が書いた歴史小説、空白の戦記を読んだ感想。
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